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トラックのアルミホイールをピカールでピカピカに保つコツは?

2022年08月31日

トラックのホイールを、スチールからアルミに交換している人も多いでしょう。
スチールよりサビに強く、光沢があり美観に優れます。
ただし、定期的なメンテナンスを怠ると白っぽくなり、くすんだ感じになってしまいます。

今回は、トラックのアルミホイールをピカピカに保つための方法とおすすめの道具について解説します。

トラックのアルミホイールをピカールでピカピカに保つコツは?

トラックのホイールの種類

 スチールホイール

最も一般的なものが、スチールホイールです。
圧延成型で作られ強度に優れますが、サビやすいのが難点です。

アルミホイール

アルミホイールは鋳造でつくられ、軽快でスタイリッシュなデザインが実現できます。
軽量であるため足回りが軽快になり、トラックの燃費向上にも役立ちます。

アルミホイールの白サビ

アルミホイールは、手入れをせずに放置すると白いポツポツした斑点が発生します。
いわゆる「白サビ」と言われるもので、正体は酸化被覆(アルマイト)です。
アルミホイールの美観を保つためには、この「白サビ」が発生しないための予防と、発生した場合の除去の作業となります。

アルミホイールのお手入れの手順

それでは、アルミホイールのお手入れの手順について解説します。

ホイールの洗浄

まずは、付着した汚れを水と洗剤でしっかりと洗います。
洗うときは、硬いブラシですと表面が柔らかいアルミを傷つけてしまいますので、柔らかめのナイロンブラシやスポンジをおすすめします。

高圧洗浄機を使用すると効率的ですが、ボルトの穴や細かい溝の中までには届きませんので、歯ブラシなどを使用した手洗いも必須です。
洗浄では白サビは落ちませんので、この段階では構わなくても大丈夫です。

ホイールの拭き上げ

洗浄したホイールをウエスやペーパータオルでしっかりと吹き上げます。
目に詰まった汚れは無いか、白サビの発生状況など、良くチェックしましょう。

研磨作業

研磨作業は主にサンドペーパー(紙やすり)と耐水ペーパー(水磨き用紙やすり)で行います。
白サビが全面に広がっており、コンディションが悪い場合はディスクサンダー等の研磨機械を使用すると時間の短縮になります。

コーティング剤塗布

研磨作業が完了し、アルミ本来の輝きを取り戻したらコーティング剤を塗布することをおすすめします。
汚れが付着しにくくなり、白サビの再発も予防できます。

最終拭き上げ

最後にコーティング剤をなじませ、ツヤが出るまで拭き上げて完了です。

磨き方のコツとおすすめの洗剤

アルミホイールを、ピカピカに磨き上げるコツとおすすめの洗剤について説明します。

日常的なホイールの洗浄を

汚れが溜まってからの洗浄は非常に大変です。
ホイール周辺にはブレーキディスクの切削粉が常に飛び散り、もらいサビとなって付着します。

また、雪国の場合は冬季に融雪剤や解氷材が道路に撒かれるため、これもサビの原因となります。
時折ホイールにブラシを当てて水でサッと洗い流す習慣をつけると、磨き作業の労力が大幅に減ります。

サンドペーパーは粗い番手から細かい番手へ段階的に

サンドペーパーや耐水ペーパーには「番手」という粗さを示す数字表示があります。
この番手の数字が大きいほど、表面が緻密な仕上げ用になります。
アルミホイール磨きでは240~2000番を使用すると良いでしょう。

白サビなどの付着物を紙やすりの240番から400番で落とし、次に耐水ペーパーによる水磨きに切り替えて800番、1200番、1500番と段階的に仕上げ研磨に移ります。
2000番まで使用すれば、ここまでの作業だけでも輝きは取り戻せます。

サンダーを使用する場合は面を均等に当てる

コンディションが悪い場合は、労力と時間の削減のためにディスクサンダーによる機械研磨をすることも可能です。
ただし、サンダーは出来るだけ面で当てることを意識してください。
角を使うと表面に凹凸ができてしまい、仕上がりが光沢ムラになってしまいます。

最後はコンパウンドを使用する

磨き仕上げの最終段階ではコンパウンドを使用すると良いでしょう。
コンパウンドは、潤滑成分の中に微細な研磨粒子が入っているものです。
コンパウンドを使用して磨き上げると、サンドペーパー・耐水ペーパーよりもワンランク上の光沢が得られます。

おすすめの磨き剤

ここでは、おすすめのコンパウンドを三種類ご紹介します。

ピカール

「ピカール」は、古くから親しまれる金属磨き剤の定番です。
伸びが良く、非常に扱いやすいためプロ用途のみならずDIYにも適しています。
定番の液状タイプからチューブの練りタイプまで、好みと用途・作業環境に合わせて選択できるのも強みです。

ホワイトダイヤモンド

「ホワイトダイヤモンド」は洗浄から仕上げ磨きまで一貫して行える、強力なサビ落とし剤です。
粘度が少ないので垂れやすいのが難点ですが、コーティング成分まで入っているため時間効率は非常に良いです。

ブルーマジック

「ブルーマジック」は洗浄・汚れ落としからシリコンコーティングまで一貫して行えるコンパウンドです。
半練りタイプですので非常に扱いやすく、ホイールに限らずアルミや金属パーツをサビや汚れに気付いたときにサッと磨くのにおすすめです。

まとめ

ここまで、トラックのアルミホイールのお手入れ方法について解説してきました。
ここでご紹介した方法で、日常のお手入れから白サビが進行したホイールの再生までカバーできます。

ぜひ、アルミホイールをピカピカに磨き上げましょう!
ホイールがピカピカで外観の良いトラックは好印象で、仕事へも良い影響を与えてくれるはずです。

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