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車のバッテリーの寿命は何年?長持ちさせる方法はある?
2022年08月20日
バッテリーは、車の走行や機能を維持するためのシステムに電力を供給する重要な役割を持っています。
そのため、寿命が尽きる前に交換をしなければなりません。
しかし、車の購入時にバッテリーの使用年数を説明されたとしても、忘れてしまっているという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、バッテリーの寿命や寿命を延ばす方法を紹介するので、参考にしてください。
車のバッテリー交換の必要性とは
車の燃料となるのはガソリンですが、ただガソリンがあれば走行できるというわけではありません。
エンジンを始動させるには電力が必要ですし、ヘッドライトやブレーキランプ、ワイパー、カーナビ、パワーウィンドウなど電力を使うものはたくさんあります。
これらの電飾品に電力を供給するのがバッテリーです。
バッテリーがなければ、そもそもエンジンを始動させることができないので、ガソリンと同じように必要不可欠な装置なのです。
バッテリーの寿命はどれぐらい?
バッテリーの寿命は、一般的に2~3年といわれています。
しかし、絶対に2~3年しか持たないということではありません。
バッテリーは蓄電池なので、使用状況によって劣化の度合いは異なります。
もちろん、製品によっても違いますし、メンテナンスをしているかどうかでも変わってくるので、2~3年はあくまでも目安です。
また、ハイブリッド車の場合は平均寿命が3~4年といわれていますし、アイドリングストップ搭載車は1年半程度といわれているので、車種によって変わるということも覚えておきましょう。
バッテリーの寿命を延ばす方法
どんなものでも、大切に扱えば寿命が延びるように、バッテリーも使い方次第で寿命を延ばすことができます。
ここで紹介する方法は、どれも簡単にできることなので、ぜひ実践してみてください。
バッテリーは定期的に点検する
寿命を延ばすために一番重要なのが、定期的に点検をすることです。
バッテリーには硫酸(バッテリー液)が充填されていますが、この液は消耗品なので少しずつですが減っていきます。
硫酸の最低量は決まっているため、少なくなりすぎると発火することもあるので注意しましょう。
点検というと難しいと思うかもしれませんが、バッテリーの状態と硫酸の量を確認すればいいだけです。
変なニオイはしないか、外見でおかしいところはないか、液が十分に足りているかを半年に1回の目安でチェックしてください。
昼間に走行して消耗を防ぐ
バッテリーは蓄電式で、走行することで電力を貯めていきます。
しかし、夜間と昼間では、長時間ライトを使う夜間の方が消費電力が多くなるため、昼間の走行量が少ないと消耗が激しくなります。
もし、夜間に車を走行することが多いようであれば、消耗を防げるように週に1回30分程度で良いので昼間も走行するようにしましょう。
消費電力の大きいアクセサリーは使わない
電力はあらゆるパーツに使われていますが、特に消費電力が大きいアクセサリーを使っているとバッテリーの消耗も早まります。
特に、ドライブレコーダーやイモビライザー、カーナビなどは消費電力量が多いので注意してください。
スマホやタブレットを頻繁に充電するというのも負担になるので、必要がない限りは充電しないのがベストです。
また、フォグランプも電力をたくさん使用するので、必要のないときは消すようにしましょう。
ライトやスイッチはこまめに消す
最近は、トンネルなどで自動的にライトが点く機能が搭載されている車も多いですが、このような自動ライトやエアコンのスイッチが入った状態でエンジンをかけると大きな負担になります。
ライトやスイッチが点いた状態だと、エンジンと電飾品に同時に電力を送らなくてはいけなくなるので、エンジンを切るときには自動ライトやエアコンのスイッチも切ってください。
バッテリーの寿命の確認方法
バッテリーの寿命といっても、本体にサインが出るわけではないので交換のタイミングが分からないという方もいるかもしれません。
寿命というのは、エンジンがかかりづらい、ライトが暗い、車内の電飾品の繋がりが悪いなど電力を使うものの状態で判断することができます。
アイドリングストップができない、という状態も電力不足で起こるのでチェックしておきましょう。
また、硫酸は無色透明なので、これが茶色や黄色に変色している場合も寿命が近い可能性があるので専門業者に点検してもらうのがおすすめです。
バッテリーは定期的にメンテナンスをしよう
最近のバッテリーは性能が良くなっているので、いきなりバッテリーが上がったりすることはほとんどありません。
メーカーの品質保証では、2年から3年が寿命となっていますが、使い方によってはもっと寿命を延ばすことも可能です。
とはいえ、メンテナンスを怠ってしまうと、いくら高性能でも突然電力が供給されなくなることがあります。
定期的にバッテリー液をチェックするなどしっかり点検をして長持ちさせましょう。