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ゴーストフィルムは違法?車検の合格基準・フィルムの貼り方を解説
2022年10月24日
「ゴーストフィルムを車に貼っていると違法と聞いたけど本当?」
「ゴーストフィルムを張っていても自動車検査には通る?」
と心配に感じている方も多いのではないでしょうか。
車のファッション性を高めるアイテムとして人気なゴーストフィルムですが、自動車検査に通るかどうかはきちんと確認しておきたいですよね。
そこで今回の記事では、ゴーストフィルムとはどんなものなのか、ゴーストフィルムは違法なのかについて詳しく解説を行っていきます。
ゴーストフィルムとはどんなもの?
ゴーストフィルムは車のファッション性を高めるアイテムとして多くの方に利用されているカーフィルムです。
車への光の当たり方によって色合いが変わって見えることから、オーロラフィルムとも呼ばれています。
では、このオーロラフィルムはどのような役割でどんな貼り方をするのが適切なのでしょうか。
ここでは、ゴーストフィルムの役割やゴーストフィルムを張る際のポイントについて解説を行います。
ゴーストフィルムの役割とは
ゴーストフィルムを貼る大きな目的としては、以下が挙げられます。
● 車のファッション性を高める
● 紫外線をカットする
● 赤外線をカットし遮熱する
● 遮光性を高め、車内の内密性を守る
先述のようにゴーストフィルムは光の当たり方によって色合いが変わり、その色を好んで車に貼る方も多いです。
加えて紫外線や赤外線の車内への透過を遮断できるものが多いのもポイントで、ほとんどすべての赤外線を遮断できるタイプも存在します。
光による車内や乗っている方への影響を軽減する意味合いで利用する方も多いです。
またゴーストフィルムの中には車内を見えにくくするタイプもあり、車内の内密性保護のために貼ることもあります。
ゴーストフィルムを貼るときのポイント
ゴーストフィルムを貼る際の注意点としては、基本的に「業者に頼んだ方が仕上がりが圧倒的によい」ことが挙げられます。
ゴ―ストフィルムはフロントガラスに貼るフィルムで、貼ることだけ考えると自分でやったほうが費用を抑えられると考える方もいるかもしれません。
しかし、以下のような理由でゴーストフィルムを自分で貼るのは少々難しいものがあります。
● 車のフロントガラスにぴったりな大きさにフィルムをカットしなければならない
● 可視光の透過率を測定しなければならない
● 専用の工具が必要となる
● 気泡やホコリを入れずにフィルムを貼るには技術が必要
あらかじめ専用の工具を持っている方であれば費用の面でアドバンテージを得られるのですが、工具を揃えるところから始めると費用もかさんでしまいます。
それでは業者に頼まないメリットをほとんど得られません。
技術に自信がない、工具を持っていない方のゴーストフィルムの貼り付けは業者に頼むようにしましょう。
ゴーストフィルムを貼るのは違法?車検に通る?
ここまで紹介してきたゴーストフィルムですが、「ゴーストフィルムを貼っていて自動車検査には通るのかな…」と心配な方も多いのではないでしょうか。
実はゴーストフィルムを貼っている場合、一定の基準を満たしていなければ自動車検査の通過はできません。また、道路を走行中に基準を満たしているか警察にチェックされる可能性もあります。
そこでここからは、ゴーストフィルムを貼って走行するための基準についてお話をしていきます。
国土交通省の基準を満たしていれば合格できる
ゴーストフィルムを貼った状態で自動車検査を通過できるようにするためには、7割以上の「可視光の透過率」が必要となります。
「可視光の透過率」はガラスやフィルムがどれくらい透明度が高く光を透過できているかを示す指標で、フロントガラスだけではなくサイドガラスなど車のガラス全体で測定する必要があります。
そのため、ゴーストフィルムを貼る際にはあらかじめ透過率が7割以上のものを選ぶようにすると安心です。
注意点として、フィルムの劣化や元のフロントガラスの透過率の関係などで透過率が落ちてしまうばあいがあります。
「前回は検査に通ったのに…」「7割以上のフィルムを買ったのに…」となってしまわないように、自動車検査が近づいたら透過率を測定しておきましょう。
基準を通過できなかった場合はどうなる?
基準に満たないゴーストフィルムを貼っている場合、まず自動車検査を通過できず、公道を走行できません。
自動車検査を通過していない状態で走行を行った場合、いわゆる「自動車検査切れ」と同様に点数を引かれ免許停止、懲役や罰金といった思い罰を課されます。
また自動車検査が切れていなかった場合でも透過率が基準値以下のゴーストフィルムは「不正改造」と判断され、懲役や罰金が発生します。
こういった事態を防ぐためにも、自動車検査の前やゴーストフィルムを貼る際には、可視光の透過率をきちんと測定しておくようにしましょう。
まとめ
今回の記事ではゴーストフィルムとはどんなものか、違法なのか、自動車検査には合格できるのかについてお話ししました。
ファッション性が高く車内環境を快適に保てるゴーストフィルムですが、専門的な技術を以て適切な可視光透過率を保たなければ、不正改造扱いで大きな罰則を科せられてしまいます。
おしゃれで快適なドライブを続けていくためにも、自動車検査の前や施工の際には可視光の透過率をきちんと測定しておきましょう。