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トラックのクラッチが重いと感じたときの原因や対処方法

2023年02月01日

「トラックのクラッチが最近重いと感じる」
「トラックのクラッチが重いと感じたらどう対処すればよいのだろうか」
そう疑問や不安を感じている、トラック運転手の方はこの記事をぜひご覧ください。
この記事ではトラックのクラッチが重いと感じるときの原因・対処方法を紹介します。

記事を読めばトラックのクラッチ寿命や、修理目安がわかるでしょう。
クラッチの寿命を延ばすコツも紹介するので、ぜひご覧ください。

トラックのクラッチが重いと感じたときの原因や対処方法

トラックのクラッチが重い|原因はすり減りや破損

「トラックのクラッチが重い」
そう感じたときにはクラッチがすり減り、寿命を迎えているかもしれません。
クラッチを無理に操作すればするほど、すり減りやすいパーツです。
そのため無理な運転をすれば、急激にすり減り重くなります。

トラックのクラッチが重いときには、パーツ破損も疑いましょう。
クラッチは接続の状態の良し悪しで、すぐ破損します。

破損したクラッチではトランスミッションの動作が、エンジンに伝わりません。
最悪の場合クラッチ破損は車の走行不能要因となり、事故を起こしかねないため危険です。

トラックのクラッチが重いときは何年走ったかチェック

トラックのクラッチが重いと感じたら、まずチェックすべきなのが走った年数と走行距離です。
ここではトラックのクラッチが重いときの、チェックポイントを2つ紹介します。

● 使用年数が5年を超えたら要注意
● 走行距離が10万キロを超えたら5年以内でも危険

各ポイントを詳しく解説するので、現在クラッチが重いと悩んでいる方はぜひご覧ください。

使用年数が5年を超えたら要注意

平均的なクラッチの寿命は、5年程度といわれています。
寿命が長いクラッチでも、使用が安全にできるのは8年程度です。
使用年数が8年を超えたら、クラッチが重くなくても修理を実施してください。

トラックのクラッチが重くなる前に、まずは使用年数を確認しましょう。
使用年数の件と目安に近づいたらパーツ交換をするようにすれば、クラッチが重くなる事態を防げます。

走行距離が10万キロを超えたら5年以内でも危険

使用年数が5年を超えていなくても、トラックの走行距離が10万キロを超えたら注意が必要です。
クラッチはトラックが走れば走るほど、早く傷む傾向にあります。

そのため、仕事などでたくさん走っているトラックほど、知らないうちにクラッチが重いと感じるようになりやすいのです。
トラックの走行距離はしっかり把握し、クラッチの寿命目安把握に役立てましょう。
中古車やレンタル車などは、特に走行距離の管理が重要です。

トラックのクラッチが寿命?重いか自分でチェックするコツ

「トラックのクラッチが寿命を迎えているか確認したいけれど、動きが重いかどうかわからない」
そう悩んでいる方に向けて、ここではトラックのクラッチが重いかを自分でチェックする方法を紹介します。

クラッチの状態を確認する方法にお悩みの方は、ぜひご覧ください。

クラッチ劣化のサイン

クラッチの寿命を簡単に知る方法を、知りたい方はいませんか?
ここでは、クラッチが寿命を迎えたとわかるサインを紹介します。

クラッチの寿命が近いサインには、以下の3つがあります。

● ペダル操作が正しいのに半クラッチ状態になる
● トランスミッションが上手に繋がらない
● ペダルの遊びが多く感じる

上記3つのサインが表れているときには、クラッチの劣化を疑いましょう。

状態確認の方法

「クラッチの状態確認をしたいけれど、どう操作すれば重いかどうかわかるの?」
そう悩んでいる方に向けてここではクラッチの状態を確認する方法を、3ステップで紹介します。

1. サイドブレーキをかけながらエンジンをかける
2. クラッチペダルを踏んだらギアを5速にする
3. クラッチペダルを勢いよく放す

上記の方法を行ってもきちんとクラッチが繋がらないときには、エンジンストップが遅れて起こります。
エンジンがすぐ止まるようならば、クラッチの異常はありません。

クラッチを重い状態にせず長持ちさせる乗り方

ここではクラッチを重い状態にせず、上手に長持ちさせるコツを紹介します。
習得したいコツは、以下の3つです。

1. 急なスピード変化を避ける
2. エンジンブレーキを活用する
3. 半クラ運転をしない

どれもエンジンクラッチを長持ちさせるのに効果的な手段なので、ぜひ運転のコツを覚えましょう。

1.急なスピード変化を避ける

急に発進したり停車したりする運転方法では、クラッチに負担をかけてしまいます。
クラッチを長持ちさせたいなら、加速・減速を丁寧に行いましょう。

丁寧な運転方法をとれば、エンジンクラッチだけでなくほかのパーツも長持ちしやすくなります。
事故を起こす可能性も減るため、申し分ない対策といえるでしょう。

2.エンジンブレーキを活用する

坂道などでエンジンブレーキを適度に使うのも、クラッチを重い状態にさせないのに効果的です。
エンジンブレーキの使用方法は、以下の通りです。

1. ギアをニュートラル以外の状態にする
2. ギア・タイヤの摩擦のみで停車する

その方法は多用すると、逆にクラッチに負担をかけるため気をつけましょう。

3.半クラ運転をしない

半クラッチを多用する運転は、クラッチの寿命を縮めてしまうため行わないでください。
クラッチペダルに足を乗せたまま、運転をするのも危険です。
正しい運転方法を守り、クラッチの寿命を伸ばしましょう。

まとめ

この記事では、トラックのクラッチが重いと感じたときの原因や対処方法を紹介しました。

トラックの使用年数が5年を超えた、また走行距離が10万キロを超えたらクラッチが重いと感じる方が増えます。
クラッチ劣化のサインを理解し、運転性能に影響が出る前に修理を依頼しましょう。

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